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見返り紅葉〜永観堂〜

  • 丸橋
  • 2023年12月10日
  • 読了時間: 2分

少し前になるが永観堂に赴いた。

 

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四季の色というのは意識しなくても入ってくるものだが、インドア気質の私にとっては部屋の温度が段々と下がっていくことでしか実感できない。とはいえそれでは勿体無いなと思う程度にも歳を重ねたのもあり、諸事情もあり永観堂に紅葉を見にいった。元々は南禅寺にい行く予定だったが、哲学の道を歩いて向かったので永観堂に止まってしまった。

 



というわけで、何も知らずに赴いていたのだが、初めて行った永観堂はとても良いところだった。

 

永観堂は仁寿三年に創建されたらしい。西暦でないとわからないという人のために(私もわからない)直すと、853年だ。思ってたよりもめちゃくちゃ前らしい。

 

午後に出て、なおかつフラフラと歩きながら向かったのもあり到着は夕方3時ごろ?だったように思う、少し肌寒くなった永観堂には、まだ人がちらほらと来ていた。そして永観堂に入った瞬間から綺麗な紅葉に圧倒される

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境内は思っているより遥かに広く、階段を上がった先には見返り阿弥陀像がある。これは正面から見ると仏様がそっぽを向いているのだが、横に回ると目がはっきりと合うという面白い仏像だ。


正面から見た、横を向いている面白さ。仏像というのは動的というよりも、静かなイメージがあったのもあり、動きを取り入れている阿弥陀如来像というのも面白いし、正面から見た後に、側面から見て目があった時の、何かいけないことをしているような感覚はなかなか面白いものでもあり、是非見てみてほしい。

また、ちょうどタイミングが良かったのか、長谷川等伯の絵がたくさんみれたのは嬉しい誤算だった。


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庭園や紅葉はもちろんのこと、それを抜きにしても中に入るだけでも面白く、また寺宝の数々も見応えがある永観堂、清水とかに比べたら人も少ないだろうし、とても楽しいのではないだろうか。


HPもなかなかシンプルで可愛らしい雰囲気を出しているし、近影(12/10日現在、最新は11/30日撮影のもの)もあり、紅葉の様子も多少は窺い知れる。紅葉以外で見に行っても紅葉目的でも十分に楽しめる永観堂、ぜひ一度。



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(文/丸橋)

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